自分で作ったポイントシステム内で取引できるNFTトレカのAI生成画像が可愛くて、一人で閉絶している。
(私は一体何がしたいんだろう?)
夜の店が始まるまでの時間、自宅でClaude Codeを開いている。
やっていることを順番に書くと、かなり多い。
バーチャルスナックの空間設計。
その中で動くイベントシステムの構築。
イベントで発行されるNFTトレカのデザイン。
自分で運営するバーの会員向けに作ったポイントシステムがあって、そこで取引できるようにするコーディング。
画像はAIで生成し、カードの枠やレアリティの表記まで自分で仕上げる
出来上がったカードを画面で眺めていたら、それだけで時間が経った。
UNIQUEレアのANJUは、宝箱の前で前足を踏み出すトイプードル。もう一枚、AYAはバーチャルスナックの客キャラで、宝探しミニゲームのイベント用にプロンプトを何度か調整しながら仕上げた。
バーチャルスナックで宝探しのミニゲームイベントを開く予定があって、それに合わせたNFTを作ろうと思ったのが出発点だった。だからイベントの世界観に引っ張られて、画像の方向性は最初から迷わなかった。迷ったのは、枠のどこにルビーを置くかという、誰も気にしないような細部だった。
「私は一体何がしたいんだろう?」と書いたのは、自問というより、手が止まる前の一種の確認だった。
夜の店は本業で、そこを盛り上げることが優先順位として高い、という認識は持っている。バーチャルスナックはその延長線上にある。仮想の場所を作り、イベントを設計し、そこに流通する価値を生む。構造としては、やっていることに一貫性がある。
ただ、カードが完成して画面に並んだとき、その可愛さに対してひとりで閉絶したのは、本業かどうかとは関係のない話だった。作ったものが思った以上に良くできていたというだけのことで、それはコーディングの達成感とも少し違う。
56歳が自宅でAIにプロンプトを入れて、出てきた画像に金の枠をつけて、一人でしみじみしている。その時間の質感は、わりと好きだ。
「何がしたいんだろう」は、答えを探す問いではなかった。作ったものを前にしたときの、ある種の余韻だった。
5年後に海辺の街に移る計画を持ちながら、今日は自宅でバーチャル空間のトレカを作っている。地続きかどうかは、まだわからない。ただ、手を動かしている間は、どちらの話でもない。


